女の子に赤のランドセルが良いとは限らない

小学生のシンボルと言えばランドセル。男の子は黒、女の子は赤、というのがかつての定番でした。年配の方やしきたりにこだわりを持っている人の中にはいまだにこの意識が抜けない場合がありますが、今は色とりどり、さまざまな工夫が凝らされたランドセルが多数販売されています。セミオーダーやフルオーダーなど高価格帯のものから量販店の低価格ラインなどラインナップも豊富で、新小学1年生にとってはより取り見取りの状態です。そこで、女の子は赤、というイメージを押し付けては現代っ子には少々酷なことです。持ち物で一種のステイタスを感じる部分もあるので、周りの子供たちに引け目を感じないためにも好きな色を選ばせてあげるようにした方がいいでしょう。親と一緒にどれにしようか選ぶ時間も楽しいものです。

色による決めつけは古い、好きな色がいい理由

女の子は赤、男の子は黒、こうした色による性別の決めつけは、現代の考えにはあまりそぐいません。確かに女の子はピンクなどの柔らかい色が好きですし、男の子は青や緑などの色を好む傾向にあります。しかし、それが本来の個性によるものか、ステレオタイプ的な意識がすでに働いているためかは判別が難しくなります。親として気を付けなければいけないのは、たとえ女の子が緑や青を選んだとしても、それを否定しないということです。それは女の子っぽくない、という考えを新しい世代に教え込んではいけません。私たちには自由に色を選び身に着ける権利が与えられています。小学生であっても、それが何色であっても、好きという気持ちを大事にして個性を尊重してあげましょう。子供たちも自分で選んだ色のランドセルを誇らしげに背負うことでしょう。

選べないという環境に身を置くことも

例えば、私立の小学校に進学する場合は制服やカバンが指定のものであることが多くなります。もちろんランドセルは市販のものを購入することはできません。新小学生にとっては非常に残念に思うことも多いようですが、規律や歴史を重んじる私立の小学校に通うということは秩序を守るということが非常に大事になってきます。制服やカバンをそろえることでその学校の一員であるという意識を持ち、それに見合った行動が求められているのです。そこには男女の色による違いはないのが普通です。指定されたカバンを持つことは子供にとっては面白みのないものかもしれませんが、選べないという環境も将来を考えれば数えきれないほど直面します。自由である部分とルールが存在する部分。子供であっても少しずつ理解していくことが必要です。